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コマツストアーの大切な信条「夢と文化生活の案内人」

コマツストアーの大切な信条「夢と文化生活の案内人」

 現在はおしゃれで優雅な街<銀座>に面して営業している小松ストアーですが、創業当時は今とはおよそ想像がつかないような<銀座>でスタートをきりました。

 小松ストアーが誕生した時代は、まだ物が不足した情勢でした。当時は戦後まもなく、まだまだ明るくはない世の中。もちろん<銀座>も例外ではありません。そのような時代に、また、そのような状態の街<銀座>に小松ストアーは産声をあげました。

 戦前、飲食店を経営していた小坂家ですが、世の中に飲食店が次々と開店していく市場状況を見て、大きな転業を試みます。飲食店ばかりが立ち並ぶ中に、同じように飲食店を経営しても、ダメになってしまう。そんな気持ちから、転業をはかります。その転業こそが小松ストアーの誕生の始まりでした。「仕入れられるものはなんでも販売しよう……」創業者・小坂武雄が構想したものは小百貨店でした。その小百貨店の構想が実現化し、「小松ストアー」の創業と相成ったのです。

 構想は出来るだけ大きく、初めは小規模でも将来の夢はうんと大きく描くということが信条であった創業者・小坂武雄は、夢を売る店として小松ストアーをオープンさせます。時は昭和21年(1946年)4月20日のことでした。

 小坂武雄は自身の著書の中で「私どもでは、生意気かも知れませんが、夢と文化生活のご案内をしているつもりなのです」述べています。(小坂武雄著『新しい商人』より)その言葉通り、小松ストアーは「夢」と「文化生活」を提供できるような小百貨店の道を突き進み始めます。

 中でも、その頃では斬新だったクリスマスシーズンの新しいライフスタイルの提供や、今までになかったポイントチケットといったサービスは、特徴的な実例です。当時としては、とても「斬新」であったこと、「おしゃれ」であったことを、多くのお客様に新しい文化生活やサービスとして、そして夢として提供してきました。それは時代が変わるにつれて、次第に形や方法を変えていきます。新たな販売方法やサービスの提供……。このような小松ストアーのあり方は、世代が代わり時代が変わっても創業当時の心を忘れずに、お客様への提供の姿は変わりながらも、小松ストアーの大切な信条として、今も変わらずに受け継がれています。

 「夢と文化生活の案内人」とは、少し大袈裟かもしれませんが、創業以来取り組んできた姿勢は、まさにお客様への夢の提供と文化生活の案内につきます。今までも、そしてこれからも、この心を忘れずに小松ストアーはご来店頂くお客様の「夢と文化生活の案内人」で有り続けたいと思っています。「夢は大きく描く」という創業者・小坂武雄の想いが、これからのギンザ・コマツをご来店頂くお客様にも伝わる場所であればとよいと願っています。

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