「服装における完成された部品であり、着る人の価値観からつくられた服、世界中のあらゆる人のための服」を世に送り出している「ユニクロ」を、ギンザコマツでは、地上1階〜12階の東館すべてに迎え入れました。売り場面積、約4,950㎡(1,500坪)で展開される「ユニクロ 銀座店」は、世界最新・最大のグローバル旗艦店で、ユニクロの最旬・最高のアイテムをお客さまにお楽しみいただける場です。 各フロアはカテゴリーごとに構成され、メンズ、ウィメンズからキッズ&ベビー、UT(Tシャツ)まで、ユニクロが展開する全ラインナップがそろえられているばかりか、スタッフ520人のうち100人は外国人。日本語はもちろ...
東館の「ユニクロ」と西館の「ドーバー ストリート マーケット ギンザ ・ コム デ ギャルソン」。かたやスタンダードの安心感が得られるリアルクロージング、かたや強烈な個性を放つワンアンドオンリーのコンセプトストア。日本から世界へ市場を拡大している「ユニクロ」と、日本人デザイナー川久保玲氏がディレクターを務め、ロンドンに本店を持つ「ドーバー ストリート マーケット」。まったく違う方向からグローバルブランドになったこの両者は、対極的な性格を持っています。けれど、どちらも日本が世界に誇るショップであり、企業としてのアイデンティティをきちんと持ち、コンテンポリーさやブランドの鮮度を保っています。そして...
コマツとコム デ ギャルソン社社長である川久保玲氏が出会ったのは、20数年ほど前のことでした。当時、小松ストアーを運営していたコマツは、入店していただきたいテナントを幅広く考えている最中でした。その候補のひとつとして、コム デ ギャルソンがあがっていたのです。残念ながらそのときは川久保社長とコマツのタイミングが一致することなく、そのまま時が流れていきました。 そしてギンザコマツとしてリスタートする段階で、改めて川久保氏との再会があり、旧アネックス館である西館に「DOVER STREET MARKET GINZA COMME des GARÇONS(ドーバーストリートマーケット ギンザ・コム デ...
現代の社会状況を考えたとき、「エコ」という概念が重要なことは、声高に言うまでもないことかもしれません。電気をはじめとするエネルギーは、私たちの生活になくてはならないものであり、多くの豊かさをもたらし、生活スタイルも変えてきました。けれど一方で、資源不足は今や地球規模での問題になっています。世界の人口は、2011年に70億人に達したといわれており、人口増加に伴って今後も資源の消費量は増え続けるでしょう。すでに、人間は現在、地球1.5個分の資源が必要な生活を送っており、2030年には地球2個分が必要となるとの報告もあります。とにかく、46億年かけて地球が生み出してきた資源を私たちが今、消費し続けて...
現在、建設中のギンザ・コマツ。その工事期間中、建設現場を取り仕切っているのが現場監督:金子眞(かねこまこと)さん。 金子さんにとって、ギンザ・コマツビルは恐らく人生最後の仕事。なんとも運命的な巡り合わせを感じます。最後の現場監督となるビルに対する思いと現場監督という仕事に対する金子さんの思いを伺いました。 現場監督の主立った仕事は組織作りに始まります。まず初めに取りかかるのがチーム作り。それは内部編成だけに留まらず、外部他社を含めた意味でのチーム作りを指します。様々な業者、多くの人々が関わって、一つのビルは建てられていきます。そのためのチームを作るのが現場監督の最初の重要な仕事です。チーム...
現在、工事がまっただ中の建築現場で、2010年11月10日に「上棟式(じょうとうしき)」が執り行われました。 「上棟式」とは、建物が建つ<空間>に対して行う祭礼です。その儀式は、そもそも日本の建築物が木造であることに由来しています。木造建築物は、基礎となる土台を組み、工事が進んで行きます。その基礎建築行程で最後となる屋根の梁部分を設置する際、棟を上げ、納めるときに執り行われた儀式が上棟式。祓いと祝いを兼ねて、行った祭礼です。 今回は建造物が木造ではないので、棟木を上げるわけにはいきませんが、そのため鉄骨の基礎工事が終わる段階で、「上棟式」が執り行われました。棟木の代わりに、ビルの場合は鉄骨...
リニューアルオープンに向けて、小松ストアーが再始動します。まずは本サイトに先駆けて、ブログがスタートします。 リニューアル工事に伴う閉店中につき、皆様には多大なご迷惑をおかけしております。このご迷惑をおかけしている閉店期間という時間を使って、何かできることはないか。そのようなことを考えて始動したのが、このブログです。当サイトから、ギンザ・コマツを知ってもらえることができたらという願いを込めて、ブログをスタート致します。新たなギンザ・コマツが生まれるまでの系譜として、ブログを運営してまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。 当サイトは、兼ねてからギンザ・コマツをご愛顧いただいてきたお...
小松ストアーの名前の由来を知っていますか? 創設者の名前は小坂武雄、小松ストアーは、本当は小坂ストアーになっていてもおかしくなかった……。では、なぜ小坂ストアーではないのか。小松ストアーは、そもそもの起源を飲食店に持ちます。その飲食店の名が「松本楼」といいました。では、松本ストアーであっても、よかったのではないか。 どうして松本ストアーではないのか?松本楼から、そのまま名前をとった松本ストアーでは、あまりに新しい始まりではない。これから新たなことを始める時に、新たな名前が必要。そこで、またひとひねり。今までの松本楼にも、ご愛顧いただいた方々が沢山いる。その人々の気持ちには感謝の意を表した...